熊来酒屋(読み)くまきさかや

世界大百科事典(旧版)内の熊来酒屋の言及

【清酒】より

…さらに〈大篩で酒を篩う〉とあり,いずれもろ過したすみ酒であった。 民間での酒造も古くから行われていたようで,《万葉集》巻十六には能登の熊来(くまき)酒屋の名が見え,《続日本紀》には761年当時すでに居酒屋風の店のあったことが記録されている。鎌倉時代,京都には藤原定家が〈員数を知らず〉としたほどの土倉があり,その大半は酒屋であった。…

※「熊来酒屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」