《熊谷女編笠》(読み)くまがやおんなあみがさ

世界大百科事典(旧版)内の《熊谷女編笠》の言及

【錦文流】より

…時事・流行をとり入れた娯楽性の強い作風が特徴である。浮世草子には,大坂の淀屋闕所(よどやけつしよ)事件を扱う《棠(からなし)大門屋敷》(1705),京都の女敵討(めがたきうち)を取りあげた《熊谷女編笠》(1706)など実際の事件を扱う長編が代表作で,1700年ころよりの浮世草子に演劇色を導入して長編化する風潮に,浄瑠璃作者の資質を生かした作者で,好色物,武家物の作もある。雑俳点者としても活躍している。…

※「《熊谷女編笠》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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