世界大百科事典(旧版)内の熊野御師の言及
【御師】より
…伊勢御師は中世末期に外宮(げくう)だけでも145家に達し,御師にとって檀那株の所有は財産と考えられ,その株の売買がしきりに行われた。近世に入ると,熊野御師の勢力は衰えたものの,巨大な組織を基盤として商業資本化していった。伊勢の御師は繁栄の度を加え,正徳年間(1711‐16)には,外宮で500家,内宮(ないくう)で240家にも達した。…
※「熊野御師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」