世界大百科事典(旧版)内の熱拡散率の言及
【熱伝導】より
…これからxにある単位体積の部分が単位時間に受けとる熱量は, divQ=-div(κ∇θ)となり,これによる温度の時間変化∂θ/∂tは,比熱をc,密度をρとすると, ∂θ/∂t=-(1/ρc)div(κ∇θ)で与えられる。これが熱伝導の基礎方程式であり,κが場所によらないときにはa=κ/ρcとして, ∂θ/∂t=a∇2θという拡散方程式の形になる(aを温度伝導度,または熱拡散率という)。熱伝導の理論は1822年にJ.フーリエによって作られた。…
※「熱拡散率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」