世界大百科事典(旧版)内の片掛銀山の言及
【越中国】より
…近世の越中は百万石加賀藩を支える穀倉地帯で,四公六民で御蔵(公領)・蔵宿(給人知)に収納された年貢米の一部は,伏木・東岩瀬より北前船で大坂に運ばれて売却された。越中新川郡七かね山(松倉・河原波・虎谷・下田(げた)の金山,吉野・亀谷(かめがや)の銀山,長棟(ながと)の鉛山),婦負郡片掛銀山は初期には加賀・富山両藩のドル箱であったが急速に衰滅した。富山売薬は反魂丹(はんごんたん)を主薬とする和漢の行商人による配置制度で商圏を全国にのばした。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」