世界大百科事典(旧版)内の牡羊の原点の言及
【おひつじ座(牡羊座)】より
…ギリシア神話では,父王に憎まれた兄妹フリクソスとヘレを乗せて黒海東岸のコルキスまで飛ぶ金毛の牡羊で,途中妹のヘレを落としたところがヘレスポントス海(現,マルマラ海)であるという。ギリシア時代には春分点はこの星座にあり,〈牡羊の原点〉と呼ばれていたが,現在では歳差運動によって春分点は東隣のうお座に移っている。α星はハマルと呼ばれる2.2等,スペクトル型K2の赤色巨星で,80光年の距離にある。…
※「牡羊の原点」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」