物着方(読み)ものぎせかた

世界大百科事典(旧版)内の物着方の言及

【後見】より

…不測の事態,たとえば演者が絶句したときに詞章をつけるのは後見の役目であり,極端な例としては演者が演能中に発病もしくは故障を生じたとき,後見が即座に代わって演能を続行することになっている。また,開演前にシテの装束を着装する役として,かつては物着方(ものぎせかた)という専門の職掌があったが,現今はこれも後見が担当する。後見はこのように広汎かつ重大な任務をおびているので未熟な演者には勤まらず,とくに主後見にはシテと同格またはそれ以上の芸歴や実力をもつ演者が当たる。…

【シテ方】より

…演能に際しては上記各役を配役し,別にワキ,囃子,狂言各役に出演を依頼する。古くは地謡専門の地謡方,装束付け専門の物着(ものぎせ)方があったが,現在はそれらの実体,呼称とも存在せず,たとえ地謡専門でもシテ方と称する。なお,作り物もシテ方が作製,管理する。…

※「物着方」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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