世界大百科事典(旧版)内の特性速度の言及
【ロケット】より
…一般には推進材の噴射が一方向に一定速度でなされるというわけではないので,このCは有効排出速度あるいは比推力に重力加速度を乗じたものとして解釈されるべきである。この増速分⊿Vは,ロケットの構成がきまれば定まる量であり,ロケットの能力を示す意味で特性速度と呼ばれる。一方,現実のロケットはさまざまの外力の下で飛翔するから,それらによる減速分を補う増速能力をもたせる必要があるが,軌道を選ぶという観点からは,それらを含めてロケットに要求される速度増分⊿Vを最小にすることが望ましい。…
※「特性速度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」