《犯罪人論》(読み)はんざいにんろん

世界大百科事典(旧版)内の《犯罪人論》の言及

【ロンブローゾ】より

…中でも犯罪者の医学的・人類学的研究は,今日の実証的・科学的な犯罪学の出発点として高く評価される。もっとも,彼がその《犯罪人論》(1876)で述べているような,犯罪者に特徴的な変質徴候の存在も,原始心性の隔世遺伝などによって生まれつき犯罪者になる宿命を担った生来性犯罪者の存在も,現代の犯罪学では否定されている。しかし,彼の創始した犯罪生物学から,犯罪心理学,犯罪精神医学,犯罪人類学などが発展した。…

※「《犯罪人論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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