狩猟祭祀(読み)しゅりょうさいし

世界大百科事典(旧版)内の狩猟祭祀の言及

【祭祀遺跡】より

…以下,ほぼ古代国家成立前の祭祀遺跡を種類別に扱う。 狩猟祭祀の遺跡としては,ヨーロッパ旧石器時代の壁画洞窟・岩陰が顕著な存在であって,獲物の身に槍がささった状況を表す表現があるだけでなく,踊りまわったネアンデルタール人たちの足跡が床面に鮮明に残っている遺跡(フランスのテュク・ドードゥベールTuc d’Audouber洞窟,後期旧石器時代)もある。洞窟内にクマの頭骨を集積した実例(スイスのドラッヒェン洞窟Drachenloch)は,日本の縄文文化の,イルカの頭骨を半円形に配したもの(釧路市東釧路貝塚),イノシシ(幼獣が多い)の下顎骨のみ118頭分を穴に埋めたもの(山梨県金生(きんせい)遺跡),オホーツク文化のクマの頭骨を祭壇上に集めたもの(網走市モヨロ貝塚)と同様,狩猟祭祀との関連が説かれている。…

※「狩猟祭祀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む