世界大百科事典(旧版)内の独占行為の言及
【アンチ・トラスト法】より
…このカルテル禁止には,国際カルテルおよび外国の対米輸出または輸入カルテルの禁止が含まれており,最近では,日本のアメリカ産海産物の輸入業者が日本国内で輸入品の価格について情報交換をしたことが問題とされた事例もでてきている。 独占行為monopolizationについては,シャーマン法2条などによる規制が行われている。しかし,ここで禁止されているのは,大企業の存在そのものではなく,ある程度の経済力を有する大企業が市場において独占力を獲得するため,またはすでに有している独占的地位を維持強化するために行う他の企業に対する支配行為または排除行為である。…
※「独占行為」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」