世界大百科事典(旧版)内の猛覚卜仙の言及
【求菩提山】より
…五窟岳ともいい,英彦山,宝満山とともに九州地方の代表的な修験道の山である。縁起では猛覚卜仙(もうかくぼくせん)を開祖とし,行善が白山権現を勧請し求菩提山護国寺や大日窟をはじめ5窟を開き,平安後期に頼厳(らいげん)によって再興されたという。この頼厳は延暦寺座主となった行尊に修験道を学び,求菩提山では千日行をおこし護国寺の再興,宝塔の建立などに尽力した人物とされ,康治1年(1142)銘の銅板法華経,保延6年(1140)銘の経筒などに願主・大勧進としてその名がみえる。…
※「猛覚卜仙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」