世界大百科事典(旧版)内の献上表の言及
【イグサ(藺草)】より
…備後表は室町以来引通(ひきとおし)表であったが,1602年(慶長7)短いイグサも活用できる中継(なかつぎ)表が発明され,広島藩主福島正則の奨励もあっておおいに発展し,沼隈郡では48年(慶安1)機数1619台,1833年(天保4)には2751台を数えた。備後表は広島藩(のち福山藩)が領内の特産として献上表と称し,厳選して幕府に献上したが,幕府は株仲間商人を通し御用表を買い上げた。しかし備後表の大部分は商用表で,城下の株仲間を通し福山から大坂に送られた。…
※「献上表」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」