献体法(読み)けんたいほう

世界大百科事典(旧版)内の献体法の言及

【献体】より

…死後,みずからの遺体を医学(歯学を含む)教育のために,学生の解剖学実習用として提供する行為をいう。医科大学における解剖には,医学生が医学教育の基本として人体の構造を学ぶための解剖(正常解剖または系統解剖という)と,死亡した直後に病気の原因を究明するために行う病理解剖とがあるが,献体の場合の遺体提供は前者,すなわち正常解剖用の遺体提供を指す。1983年,〈医学及び歯学の教育のための献体に関する法律〉の公布により,もし本人が生前に書面により献体の申出をしていた場合には,死後は遺族の書面による承諾を必要としないこととなった。…

【死】より

… なお,〈死体解剖保存法〉(1949)にもとづいて,死体が解剖される場合がある。また,〈医学及び歯学教育のための献体に関する法律〉(略称,献体法。1983)にもとづいて,死体が献体される場合がある。…

※「献体法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」