率性論(読み)りっせいろん

世界大百科事典(旧版)内の率性論の言及

【船津伝次平】より

…西洋農学にも深い関心を持ち,在来農法と新農法との角逐の時代に,それぞれの長所を結びつける上で重要な役割を果たした。また老農の多くが天然の理に従うべきことを説いているなかで,動植物の性を率い従え,改良を加えていくことの重要性を主張する率性論の立場をとっていた。著作のうち《稲作小言》(1890)は著名で,ちょぼくれ口調で非合理的な稲作法を批判している。…

※「率性論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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