玉川子盧同(読み)ぎょくせんしろどう

世界大百科事典(旧版)内の玉川子盧同の言及

【煎茶道】より

…しかし彼の売茶活動は,単なる街頭の茶売りというものではなく,新しい茶道の提唱でもあった。しかもその精神的な背景としては,《売茶翁偈語(げご)》の自題に〈盧同正流〉と書いているように,陸羽とともに喫茶を愛好したことで知られる唐代の詩人,玉川子盧同(ぎよくせんしろどう)の世界が考えられる。つまり盧同の〈茶歌〉の詩に示された仙境こそが,また彼の煎茶が究極的に求めようとする精神的世界でもあった。…

※「玉川子盧同」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android