王冰(読み)おうひょう

世界大百科事典(旧版)内の王冰の言及

【中国医学】より

… 中国医学の次の大きな発展期は金・元時代(12~14世紀)に訪れたが,その萌芽はそれに先立つ隋・唐時代にすでに認められる。《太素》(《黄帝内経太素》)が楊上善によって,《素問》が王冰(おうひよう)によって編纂されたのもこの時代である。この2書の内容がそれまで伝えられてきたこの系統の書とどの程度まで一致しているかは明らかではないが,この2人によって編成しなおされたことによって当時の人にとって読みやすくなったのは事実らしく,六朝時代にそれほど研究された形跡のないこの書が,その後はよく読まれるようになった。…

※「王冰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android