王土王臣思想(読み)おうどおうみんしそう

世界大百科事典内の王土王臣思想の言及

【公地公民】より

…したがって口分田を公田と観念する潜在的可能性は,律令制施行の当初から存在していたと考えられる。このような公田・公民の観念は,中国の伝統的な王土王臣思想と類似する面もあるが,すべての土地を王土とし,すべての民を王臣とする王土王臣思想は,公と私との分裂を前提とし,それを包括する高次の観念であった。しかし,在地首長が代表する未開な共同体をそのまま支配体制のなかに取り込み,それを基礎にして成立した日本の律令国家においては,まだ公田と私田との本格的な分裂はおこっていなかったと考えられる。…

※「王土王臣思想」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

二・二六事件

1936年2月 26~29日,東京で,国家改造を目指す陸軍青年将校が陸軍部隊を率いて反乱,クーデターを試みた事件。 26日早朝の蜂起後,27日東京に戒厳令がしかれたが,28日反乱部隊は「騒擾部隊」とさ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android