世界大百科事典(旧版)内の王山岳の言及
【朝鮮音楽】より
…今日では玄琴と呼ぶ)がある。コムンゴは,王山岳が中国の琴を模して作ったといわれるが,丸都の舞踊塚壁画には,阮咸(げんかん),角,簫(しよう),腰鼓(ようこ),横笛とともに,4弦17棵(フレット)のコムンゴが描かれている。高句麗の音楽は,中国隋の七部伎の第3番目に高麗伎としてとり入れられたが,それは14種の楽器を使用した舞楽であったという。…
【朴堧】より
…1427年,自作の黄鐘と編磬(へんけい)によって十二律の音階を完成して楽制を整え,31年,宮廷の朝会に使用した郷楽を廃して中国の雅楽を採用し,その楽譜が《世宗実録》に残る。高句麗の王山岳,新羅の于勒(うろく)とともに朝鮮の三楽聖と呼ばれ,同時代の科学者蔣英実と並び称される。【吉田 光男】。…
※「王山岳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」