王曼卿(読み)おうまんけい

世界大百科事典(旧版)内の王曼卿の言及

【王引之】より

…中国,清の経学者。字は伯申,曼卿と号した。江蘇高郵の人。嘉慶4年(1799)最優秀の成績で進士となり,工部尚書にまでなった。父王念孫の学を受けついで,ことに文字・音韻の学に詳しく,高郵王氏父子と並称された。実は王念孫の父,王安国(文粛公)も吏部尚書にまでなった篤学の高官で,王引之の学問は王氏3代の学の精華である。《経義述聞》15巻,《経伝釈詞》10巻はとくに名高いが,経書の訓詁を説く《経義述聞》は,すなわち〈聞けるを述ぶ〉を書名とするように,すすんで父王念孫の学問の祖述者であろうとしているため,どこが王引之の独創であるかを見とどけることが,しばしば困難となる。…

※「王曼卿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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