世界大百科事典(旧版)内の王洽の言及
【王黙】より
…8世紀後半から9世紀初頭が活躍期で,江南地方を中心に制作活動を行った。《歴代名画記》に王黙,《唐朝名画録》に王墨とあるが同一人で,《宣和画譜》がいう王洽(おうこう)のことと考えられる。酒に酔い,墨を潑(そそ)ぎ,手や頭髪を用いるなど,その狂躁的な作画は,中国の水墨画発展史上に一時代を画するものであったが,遺品は現存しない。…
※「王洽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」