王洽(読み)おうこう

世界大百科事典(旧版)内の王洽の言及

【王黙】より

…8世紀後半から9世紀初頭が活躍期で,江南地方を中心に制作活動を行った。《歴代名画記》に王黙,《唐朝名画録》に王墨とあるが同一人で,《宣和画譜》がいう王洽(おうこう)のことと考えられる。酒に酔い,墨を潑(そそ)ぎ,手や頭髪を用いるなど,その狂躁的な作画は,中国の水墨画発展史上に一時代を画するものであったが,遺品は現存しない。…

※「王洽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android