王田(読み)おうでん

世界大百科事典(旧版)内の王田の言及

【新】より

… 前漢の後半期に顕著となる大土地所有の進行は,大きな社会的・政治的問題となって解決を迫られていた。そこで王莽は王土思想にもとづいて天下の田を王田と称して売買を禁止するとともに,男子8人以下の家では1井(約4.1ha)を限度とし,それ以上の田地を所有するものは,超過分を親族や郷村のものに分け与えることを命じた。王田とか1井という用語からも明らかなように,これは周代に行われたと伝えられる井田制を理想として復活したものであった(井田法)。…

※「王田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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