世界大百科事典(旧版)内の王門の言及
【イコノスタシス】より
…建物の本体とは別に,格子組みの木枠に板を張って作った大型のパネル状のものが普通で,幅は堂内の左右の側壁に接し,高さは天井近くにまで達する。中央に,垂幕(パラペタスマ)と腰高の扉をもつ〈美しの門(オレア・ピリ)〉もしくは〈王門〉と呼ばれる開口部を備える(さらに左右に小規模の開口部を配し,合わせて三つの門をもつ場合もある)。この門を出入りしながら司祭が執り行う儀礼によって,聖なる世界(至聖所)と現世(会衆席)とが結ばれる。…
※「王門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」