世界大百科事典(旧版)内の現代派の言及
【中国文学】より
…また,ようやく根づいた近代劇は,曹禺の《雷雨》(1934),《日の出》(1936)などの傑作を生んだ。 詩の分野では,〈新月派〉(徐志摩,聞一多,卞之琳(べんしりん)など)や〈現代派〉(戴望舒など)による象徴詩の試みがなされる一方で,臧克家(ぞうこくか),艾青(がいせい),田間など,リアリズムの手法をとる左翼詩人が登場した。
[抗戦文学の時代]
1937年7月の蘆溝橋事件以後の抗日戦争期に入ると,文学活動も,武漢,重慶,昆明などを中心とする国民党支配(これを〈大後方〉と呼んだ)地域と,延安を中心とする中国共産党支配地域いわゆる〈解放区〉とに事実上二分されることになった。…
※「現代派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」