環状列石墓(読み)かんじょうれっせきぼ

世界大百科事典(旧版)内の環状列石墓の言及

【墳墓】より

…これに対し住居集落とは別の地域を墓域とすることもある。墓壙を埋めたのち,頂部に礫を並べたり,あるいは積んだりする例があるが,墓壙群を円形の土堤(径30~75m,現状の高さ0.5~5.4m)でかこんだ周堤墓(環状土籬(かんじようどり))や立石を用いた径数十mに及ぶ環状列石墓(ストーン・サークル)などが北海道,東北から中部日本にかけて知られる。遺体を河原石を用いて長方形に積み囲んだ棺(東日本の後・晩期)や,木棺(東北の晩期)に納めることも行われていた。…

※「環状列石墓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android