甕棺墓地(読み)かめかんぼち

世界大百科事典(旧版)内の甕棺墓地の言及

【甕棺】より

…この場合も,土器のなかに二次葬によるとみられる人骨が納められているが,1個1個の土器は1体分の人骨を収納するには小さすぎ,むしろ,いくつもの土器に分けいれた可能性が考えられている。日本の甕棺を代表する弥生時代北部九州のそれは,集落付近に数十~200あるいは300と群在し,甕棺墓地を形成している。その大多数は,死者に特に添えたもの,すなわち副葬品をもっていない。…

※「甕棺墓地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android