生(京劇)(読み)せい

世界大百科事典(旧版)内の生(京劇)の言及

【京劇】より

…西皮は,北曲系統の陝西の秦腔(しんこう)が湖北に伝わって南方化したものだといわれ,道光年間(1821‐50)初年には,それまで二黄を主用していた徽班(安徽人の劇団)が,この西皮をも併用することによって,〈皮黄戯〉すなわち京劇がその基礎を確立した。さらにそのうえに,江蘇に発生し長年主流の座をしめてきた崑曲(こんきよく)や,秦腔系の梆子(ほうし),弋陽腔(よくようこう)の系統をひく京腔など,多くの先行伝統劇種の様式や曲調の長所をも吸収して飛躍的に成長し,劇界の覇者となるに至った。北京の徽班は名優を輩出したが,中でも創成期に活躍した程長庚(ていちようこう)は,皮黄戯の鼻祖ともいわれる。…

※「生(京劇)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android