生涯所得(読み)しょうがいしょとく

世界大百科事典(旧版)内の生涯所得の言及

【逸失利益】より

… このような逸失利益の算定に当たって最も問題となるのは死者の逸失利益である。不法行為または債務不履行によって死亡した者については,現在の判例・学説の基本的な考え方によると,死者をあたかも労働する機械と同様に考え,その者の生涯所得を算定し,そこから所得を得るための費用(生活費)を控除した金額が賠償されるべき純所得であり,それが死者の逸失利益として遺族に相続されることとなる。生涯所得の算定に当たっては,有職者であれば死亡時の収入が基本となる。…

※「生涯所得」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android