生理的振戦(読み)せいりてきしんせん

世界大百科事典(旧版)内の生理的振戦の言及

【振戦】より

…震えの一種で,ほぼ一定の周波数をもった身体一部の不随意的かつ無目的な振動をいう。精神的緊張や筋肉疲労時に生ずる細かい手指の振戦は生理的振戦と呼ばれ,病的なものではない。病的な振戦には安静時振戦と動作時振戦がある。…

【震え】より

…身体の一部または全部が不随意的に律動的運動を起こしている状態のことで,一般にはかなり広範な意味で用いられている。すなわち,寒冷や発熱時の全身の震えshivering,緊張,興奮時の手足の震え(生理的振戦),不随意運動症としての震え(病的振戦),さらに癲癇(てんかん)による痙攣(けいれん)発作convulsionまでも含めて考えられていることがある。しかし震えということばを医学的に振戦tremorに相当することばと解すれば,全身の震えや痙攣発作は,これとはまったく異質のものであり除外して考える必要があろう。…

※「生理的振戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む