生産の社会化(読み)せいさんのしゃかいか

世界大百科事典(旧版)内の生産の社会化の言及

【社会化】より


[経済学における社会化]
 以下の三つが考えられる。(1)生産の社会化 生産過程の一単位が大規模となり,機械,原材料,補助材料,労働者の数の面で,他の生産過程との結びつきが社会的規模の緊密さを高めるなかで,生産手段がごく限られた数の人々によってでなく,多数の株主によって,あるいは政府のような公的な組織に所有され,生産が社会的広がりをもつ組織によって経営されるようになることを〈生産の社会化〉という。株主を幅広く多数擁する株式会社制度の普及は一種の〈生産の社会化〉である。…

※「生産の社会化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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