世界大百科事典(旧版)内の生産・保全管理体系の言及
【林業】より
…〈伐る〉ことのみに森林の営為の目的があるのではなく,〈伐らない〉ことにも森林の営為の目的があることが明らかとなるにつれて,いままで支配的であった生産林業としての林業のとらえ方から,生産林業と保全林業の二つが両立した林業という考え方に変わってきた。
[生産・保全管理体系=コンサベーション]
林業は生産林業と保全林業の両者を含み,両者は不可分に結合しているが,その結合の体系として〈生産・保全管理体系〉がある。生産・保全管理体系とは林業生産における植伐のバランスを維持し,林地の土地生産力に適応した生産を行い,自然物である森林の,自然性を尊重した取扱い(植林,保育,伐採,保護,修復などの管理,施業)をすることである。…
※「生産・保全管理体系」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」