世界大百科事典(旧版)内の産業公有化の言及
【産業民主主義】より
…さらに,労使協議制の規模を個別企業から産業全体に拡大し,労働者代表の意見を産業内の全企業に対する共通規制や企業団体の活動にまで反映させる方策がとられるにいたった。その延長として,私的資本による経営を否定して産業公有化(国有化)を拡大し,産業の社会化を実現することが,産業民主主義の具体化と考えられるようになった。他方,企業内についても,労使協議制という形態にとどまらず,労働者の代表を直接に取締役会など経営主体に参加させる労働者重役制も計画され,実現されるにいたった。…
※「産業公有化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」