世界大百科事典(旧版)内の産繭処理統制法の言及
【養蚕】より
…だが30年の大恐慌以降繭価が暴落するなかで,組合の多くは片倉,郡是など大製糸資本の特約組合に吸収されていくこととなる。なお34年には原蚕種管理法が公布されて原蚕種の国家管理が始まり,36年には産繭処理統制法の公布を契機として乾繭取引が普及するなど,養蚕業に対する国家統制が強まっていった。 太平洋戦争中に養蚕農家は激減して,45年には約100万戸となり,その後も減少が続いた結果,95年にはついに約1.4万戸となった。…
※「産繭処理統制法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」