世界大百科事典(旧版)内の田代売薬の言及
【鳥栖[市]】より
…江戸時代には宗氏の対馬藩領と鍋島氏の佐賀藩領に分かれ,長崎街道の田代宿は前者,轟木(とどろき)宿は後者に属し,ともに繁栄した。江戸中期以後,田代では朝鮮からの原料をもとに製薬業が興り,田代売薬として知られ,1847年(弘化4)には久光製薬が創業した。89年鹿児島本線の博多~久留米間,91年長崎本線鳥栖~佐賀間が開通してその分岐点となり,大機関区や操車場が設けられ,以後,九州における鉄道の要衝として発展した。…
※「田代売薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」