世界大百科事典(旧版)内の町石屋の言及
【職業神】より
… 石切りや石細工の職人を一般に石屋というが,彼らも祖神として太子様を信仰しまつった。とくに石垣石屋や,石像,石塔,鳥居などをつくる細工石屋などの町石屋は,大工などと同じように太子講を組んで聖徳太子の忌日をまつり日として順番に宿をつとめてまつりをした。だが丁場(ちようば)と呼ばれる石切場で石材採掘をする山石屋のあいだでは山の神をまつる風習があり,11月7日に丁場にぼた餅,神酒を供えてまつり一日仕事を休む。…
※「町石屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」