留従効(読み)りゅうじゅうこう

世界大百科事典(旧版)内の留従効の言及

【福建[省]】より

…五代になると王潮・王審知の兄弟が福州を根拠地として閩国を建て,国内の安定と開発とにつとめた。閩国の滅亡後は留従効(906‐962)が泉・漳2州に拠って独立し,とくに海上貿易を奨励した。宋では全域を福建路とし,五代のとき創設された剣州を南剣州(中心は今日の南平市)と称し,別に興化,邵武の2軍をおいた。…

【泉州】より

…現在は港内に土砂が堆積して汽船が通れなくなり,晋江流域の物産である木材・茶・サトウキビの集散地にすぎないが,唐・宋時代には中国南東部の国際貿易港として繁栄した。五代に王氏が福建に閩(びん)国をたて,後に留従効(906‐962)がここに拠って独立し,対外貿易を奨励したため,北宋には隆盛に向かった。1087年(元祐2)には市舶司が置かれた。…

※「留従効」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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