留柄(読み)とめがら

世界大百科事典(旧版)内の留柄の言及

【小紋】より

…小紋がいつごろから布帛(ふはく)に用いられたかは詳かではないが,室町時代には武家の衣料に用いられ,上杉謙信所用小花小紋帷子(かたびら),徳川家康所用小紋胴服,片倉小十郎所用小紋胴服などの遺品がある。江戸時代には武家の公服に用いる(かみしも)に応用され,将軍や大名が各自専用の模様を定め,それを留柄,定め紋と称した。たとえば将軍徳川綱吉の松葉小紋,前田家の菊菱,島津家の鮫(さめ)小紋,浅野家の霰(あられ)小紋など,家を象徴するものとなった。…

※「留柄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む