畦戸(読み)けいこ

世界大百科事典(旧版)内の畦戸の言及

【解塩】より

…高濃度の塩分を含む池水を周囲に作った塩田に散布し,とくに夏から秋に吹く強風を利用して結晶させる。唐代後半以後,塩の専売制の定着とともに,設備も整えられ,製塩労働者は畦戸(けいこ)として組織された。河南,陝西の需要は,後世まで解塩でまかなった。…

【塩】より

…なおここでは蒸製燃料に天然ガスをも使っていた。 旧中国では塩の直接生産者は竈戸(そうこ)(海塩),畦戸(けいこ)(池塩)などと呼ばれ,とくに専売法下では一般民戸と区別され,きわめて重い労働に従事させられるのが普通であった。四川の井塩では,とくに明代以後,多数の零細労働者を集め,奴隷労働的な経営が行われてきた。…

※「畦戸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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