世界大百科事典(旧版)内の瘢痕化の言及
【肉芽】より
…肉芽組織の構成は,新生毛細血管と,収縮能をもつ繊維芽細胞が主体であり,これに炎症性の細胞浸潤が加わったものである。肉芽組織による欠損部の充てんが完了し,炎症反応が消退すると,繊維芽細胞からの膠原(こうげん)繊維の分泌が活発になり,血管の数が少なくなって,水分が減少して,肉芽は収縮し,瘢痕(はんこん)化(繊維化fibrosis)する(創のひきつれはこの現象による)。膠原繊維もしだいに吸収される。…
※「瘢痕化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」