世界大百科事典(旧版)内の発作性寒冷血色素尿症の言及
【寒冷凝集反応】より
…この抗体の多くはIgM免疫グロブリンに属し,補体との反応性をもつが,高温で抗体は解離しやすいのに対し,補体は体温付近でないと強く働かないので,体内での溶血はそれほど強く起こらない。この点は,低温で血球と結合し,高温でも解離せず,強い溶血を起こす発作性寒冷血色素尿症の抗体とは異なる。多発性骨髄腫,感染症の際,つくられる抗体の中にはIgG,ときにIgAに属するものがみられ,これらは補体との反応性をほとんど,またはまったく示さない。…
※「発作性寒冷血色素尿症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」