世界大百科事典(旧版)内の白ロシア人の言及
【ロシア】より
…ドニエプル左岸のウクライナは17世紀にポーランドの支配を脱してモスクワ国家に併合されたが,西ウクライナと白ロシアは18世紀後半になってロシア帝国の版図の一部になった。13世紀以後の政治的分裂期に,かつての東スラブ(ルーシ)の民族的統一は失われ,一定の共通性は保持しながらも,異なる言語と習俗をもつロシア人,ウクライナ人,白ロシア(ベラルーシ)人の三つの民族が成立したのである。 要するに,ロシアは最も広い意味では,旧ロシア帝国あるいは旧ソ連の範囲を指し,次に広くは,東スラブの三つの民族を包含し,次いで〈ロシア連邦〉の範囲を指し,最も狭い意味ではロシア語を共通の母語とする民族について用いられる。…
※「白ロシア人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」