白木稼(読み)しらきかせぎ

世界大百科事典(旧版)内の白木稼の言及

【百姓稼山】より

…多くは〈御林(おはやし)〉の一部か村持ちの共用林かであるが,いずれにも一定の採取制限と,山手・山銭名義の軽租または収益料を納めるのを普通とした。飛驒国で中世末のころから行われた百姓稼山(白木稼ともいう)は,領主の御林山で用材を採出した跡に放置された残材(根木,末木,悪木,枝条など)を処理して,各種の白木類(短軽材や割材)を再生産するか,または御林内の枯損木(立枯木や風・雪折木など)から家作木や白木・薪などを採出して,近隣諸国にまで売りさばくことを免許された稼山をいう。この稼山製品には山役人の検木と,採材量に応じた運上の負担が義務づけられていた。…

※「白木稼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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