世界大百科事典(旧版)内の白鳥大明神の言及
【ハクチョウ(白鳥)】より
…全身純白の羽毛でおおわれた優美な姿は,いかにも霊鳥という印象を人々に与えた。《古事記》には倭建(やまとたける)命の霊魂が化して〈八尋白智鳥(やひろしろちどり)〉(紀では白鳥)になったとあり,宮城県蔵王町の白鳥大明神(苅田嶺(かりたみね)神社)をはじめ,この〈白鳥伝説〉を縁起にもつ神社が各地に散在する。白鳥は穀霊神ともみなされたらしく,白鳥を主人公とする〈穂落し伝説〉や,餅が白鳥に化して飛び去ったという〈餅化白鳥譚〉は各地に見られる。…
※「白鳥大明神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」