百枚皿(読み)ひゃくまいざら

世界大百科事典(旧版)内の百枚皿の言及

【秋芳洞】より

…一般公開されているのは照明設備のある約1.5kmの間で,洞内は最も長い所で200m,最も天井の高い所で40mあり,地下水に溶存している炭酸石灰分が沈澱して,さまざまの石灰華生成物が発達している。天井から垂れ下がる〈傘づくし〉などの鍾乳石,洞壁をかざる〈土筆石〉〈南瓜岩〉〈くらげの滝のぼり〉などの流華石,洞床から上へのびる〈マリア観音〉〈巌窟王〉などの石筍(せきじゆん),天井から洞床までつながった高さ約15mの〈黄金柱〉,〈洞内富士〉などの巨大な石灰華柱,棚田のような〈千町田〉〈百枚皿〉などの石灰華段丘,いずれも地底の造化の美が繰り広げられている。秋吉台には秋芳洞のほかにも大小200以上もの洞窟があり,太陽光線が届かず一年中17℃と気温変化のない洞内には,褪色したり眼のないクモ類,ヨコエビ類,トビムシ類,ゴミムシ類など珍奇な生物がすみ,重要な学術研究地となっている。…

※「百枚皿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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