《皇民自治本義》(読み)こうみんじちほんぎ

世界大百科事典(旧版)内の《皇民自治本義》の言及

【権藤成卿】より

…青年時代,数回にわたり朝鮮,中国,ロシアを視察し,1902年内田良平の黒竜会に入り,対露開戦,日韓合邦を主張し,また黄興,宗教仁らと交遊し,08年《東亜月報》を発行。09年《皇民自治本義》を著し,〈社稷(しやしよく)国家〉の実現と農民自治を説く。官治主義,資本主義,都会を排撃し,アジア固有の〈原始自治〉に回帰することを訴え,昭和期の農本主義思想家として大きな影響力をもった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」