世界大百科事典(旧版)内の皿屋窯の言及
【皿】より
…また佐賀鍋島藩の藩窯鍋島焼は,その製品の大部分が皿で,大皿(径1尺),中皿(5~7寸),小皿(3寸)という規格も整い,やがて皿の大小の規準はこれに準ずることとなった。有田などは豪華な製品ばかりでなく日常食器としても大量の皿を焼き,皿屋窯が陶磁窯の代名詞ともなった。 今日では皿は日本人の食生活でも主要な位置を占める器となり,また西洋料理の習慣もとり入れられて,大小や角,丸,扇面などの形態ばかりでなく,パン皿,スープ皿,グラタン皿など用途を限定した皿も使われている。…
※「皿屋窯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」