世界大百科事典(旧版)内の盲連子の言及
【社寺建築構造】より
…寺院建築の窓は,連子窓(れんじまど)と花頭(灯)窓(かとうまど)が大部分である。連子窓は太い格子の稜を正面に見せた窓で,格子の断面は古くは正方形であったが,近世には菱形のものが多く,また格子の間のあいていない盲連子(めくられんじ)も古くからあった。連子は縦に入れるのが普通であるが,横に入れた横連子もある。…
【窓】より
…このように古いものほどその間隔は広く,しだいに狭くなる。そしてついには一枚板から表側だけに連子子の形を彫り出したものや,後ろに板をはりつけて実際には採光の用に供さない〈盲連子(めくられんじ)〉も現れる。また連子子のすき間からは光とともに風も通るが,これを防ぐために連子の内側に板扉をつけたり障子をたてるものもある。…
※「盲連子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」