直拗(読み)ちょくよう

世界大百科事典(旧版)内の直拗の言及

【字音】より

…日本漢音の米(ベイ)(呉音マイ),母(ボ)(同モ)のような濁音は,唐代に次濁字が有声閉鎖音化(非鼻音化)したことの反映で,朝・越漢字音には見られない特徴である。 唐代以降,特定韻母の字についてp→f,b→vといった摩擦音化(軽唇音化)が生じたが,これを反映するのは,これらの子音の区別をもつベトナム語の漢字音のみである(ただし,日本唐音の包(パウ),兵(ピン)等対方(ハウ),不(フ)等にも一部反映はあり,漢音の直拗に反映するという説もある)。 中古字音の介音Mには〈開合〉すなわちu介音の有無,〈直拗〉すなわちi介音の有無,〈重紐〉すなわちi介音の2種(iとi,またはiとïとも)の区別があった。…

※「直拗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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