世界大百科事典(旧版)内の直線翼の言及
【翼】より
…迎え角αを横軸にグラフをかくと,揚力係数CLは零揚力角α0Lから失速が始まるまで,ほぼαに比例して直線的に増す(図2-a)。その傾斜(揚力傾斜slope of lift curveという)は翼型に関係なく平面形で決まり,低速度ではアスペクト比無限大の直線翼でCL=2π(α-α0L)に近くなる(この場合のαの単位はラジアン)。アスペクト比が小さくなるほど揚力傾斜は小さくなり(図2-b),同じ揚力係数を出すのに大きな迎え角を必要とするようになり,アスペクト比2の翼ではCL=π(α-α0L)に近くなる。…
※「直線翼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」