相(合)乗車(読み)あいのりぐるま

世界大百科事典(旧版)内の相(合)乗車の言及

【人力車】より

…人力車の普及はめざましく,1872年2月の東京府下には華族,官員らの自家用88両を含めて1万1040両を数えた。76年には2万4470両と倍増していたが,その半数以上は〈相(合)乗車(あいのりぐるま)〉で,芸者と客が同乗して1枚のケットをひざにかけている姿がよく見られ,〈合乗り幌(ほろ)かけ,頰(ほ)っぺた押っつけ,テケレッツのパア〉という歌がはやったこともある。89年ごろから,それまでの木輪にかえてゴム輪を用いることが自家用車に行われはじめ,1909年にはそれが急激にひろまり,12年には空気入りのタイヤを装着するものが出現した。…

※「相(合)乗車」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android